小規模保育に見る保育士のメリット・デメリット


保育士として勤める場所として、幅が広がることになった「子ども・子育て支援新制度」で小規模保育所が新たな保育の認可事業として認められました。認可されると保育士にとってどんなメリット、そしてデメリットがあるのでしょうか。

 

○保育士なら知っておきたい「認可」のあれこれ

認可保育所とは定員(園児)が20名以上でなければ認可が下りなかったのが、新制度では19人以下の小規模保育施設でも市町村管轄の認可事業となりました。ただし国が定める基準を踏まえているだけで各自治体によって認可基準に差がありますので、ご自身の勤める市町村での基準は各自での確認となりますので注意が必要です。

認可を受ける事で、無認可保育施設とは何が異なるのでしょうか。

大きな違いは国の基準に沿った職員配置と設備基準が求められること、保護者の収入に応じた保育料となることです。これは保護者が一番気にする点でもあります。また運営費や改修経費に対して補助金が受けられる、入所申し込み・選考は自治体で行われるという事が挙げられます。

 

○保育士のメリットとは

やはり大きいのは給与アップです。無認可保育所は補助金がないため保育料のみが運営費用や人件費となります。認可が受けられれば運営費に補助が出るので、人件費をきちんと確保出来ます。国の制度による処遇改善加算の対象にもなるので、給与アップに繋がることが期待できます。また運営費の補助で保育に必要な備品や設備、保育に必要な材料や絵本といった保育に必要な物品も揃える事が出来るようになります。

なにより一番のメリットは人員配置が定められていること。人手不足を公的な取り決めにより解消することが出来ますから、今まで以上に子どもにしっかり向き合える保育が可能となりました。

保育園

○小規模保育施設でのデメリット

保育所と違い、有資格者(保育士)の配置基準が緩いことです。保育園から小規模保育施設に移る際は、この点に注意が必要です。小規模保育施設では有資格者に対する専門的知識や技能・責任が更に求められる傾向にあります。

 

○小規模保育所で働きたい場合

大勢の園児を抱える保育所もいいが、もっときめ細やかな保育がしたい!という方や就職活動をしている保育士にとっては選択の幅が広がったと言える新たな事業。ただし小規模がゆえに求人も少ない傾向にあるので、こまめに求人を確認することをお忘れなく。

(記事を書いたひと:高知県 30代後半 女性 保育士)

いかがでしたか。小規模保育所がどんなところか、ぼんやりしたイメージしか湧かなかった方も、認可制度について知るともっとイメージしやすいのではないでしょうか。女性の社会進出はさらに進む中、保育園の需要はこれから更に上がると言えます。だからこそ保育士は保育の質を落とさない為に整備された制度であることを忘れず、保育に従事して欲しいと思います。

コメントを残す